Childhood's End

映画と本の感想など

アレック・ロス『未来化する社会 世界72億人のパラダイムシフトが始まった』

未来化する社会 世界72億人のパラダイムシフトが始まった (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

 

 この本を読むとマクロでは未来は大変輝かしくて、留まるところを知らないフロントラインのことが書かれていることがよく分かる。読んでいてとてもワクワクした反面、フロントラインにいない百周遅れパンピーな自分はこれからの5年10年をどう過ごすべきかと不安にもなった。今の仕事だけやっていて本当に大丈夫なのかなぁとは思ったりする。

 超絶金持ち以外の富が平準化される=中産階級の消失=二極化。こういう状態で格差のてっぺんに立てないならばどん底に落ちるだけというのが自明な現在。どん底でどれだけまともな生活を構築出来るかを考えていくべきなのかもしれない。

 

自分でつくるセーフティネット~生存戦略としてのIT入門~

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  SNSで気の合う人達と繋がって協力したり?

ゼロから始める都市型狩猟採集生活

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 街ナカにある資源を合法的に拝借する方法もある?

 

これからの世界をつくる仲間たちへ

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 この本ではAI(ロボット)には人間特有の「モチベーション」や「変態性」が無いので、その面では人間が勝っていると説いているが、ロボットに出来ない事をしさえすれば勝てるのかと思いきや、同じ事を考えた人間なんて星の数ほどいるだろうし、結局過競争で血みどろになって消耗しそう。 誰も手を付けていないフロンティアを探さないとしんどいだろうなぁ。

  最近買ったラノベでこんなのがあってて、未読だがあらすじから未来への不安をよく汲み取っていると思いました。