Childhood's End

映画と本の感想など

『オオカミ少女と黒王子』 二階堂ふみちゃんに圧倒的感謝

 

 推しが主役で出てたアニメの劇場版ということで鑑賞したが、思った以上に楽しく観れて良かった。特に二階堂ふみちゃんが本当に良い顔していたし、佐田くん役の山崎さんもアニメやマンガとは違ったテイストでいい味付け。

●説得力マシマシの二階堂ふみちゃんの顔

 映画序盤は本当にぱっとしない顔で「こんな冴えないヒロインだと盛り上がらんやろ」と内心思っていたのだが、ちょっとずつエリカの顔が可愛くなっていっていて、それは僕の勘違いでなければエリカの佐田くんへの想いに連動しているようだった。その彼女の顔の輝きが増していく様子は視覚的にエリカが佐田くんへの想いを伝えることに成功している。ふみちゃん本当に20歳かよと疑ってしまうほど制服似合ってて悶絶していた。

 

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●本当に嫌な奴にしか見えない山崎賢人くん

 これ彼の演技プランが大成功していると感じるんですが、最初から最後まで僕はエリカは佐田くんより日下部くんを選んだ方が絶対に良いと思っちゃってましたよ。対比として『好きっていいなよ。』の福士蒼汰くんを考えてみると、福士くん本当に終始いい男って感じでそりゃあヒロインはこいつ選ぶわな~と納得というか諦めみたいな何かを映画観ているときに抱いていて、2人の間にトラブルがあってもどうせ解決するんだと余裕をかましていたりしましたが、山崎くんが演じる佐田は本当に最後まで好きって気持ちをエリカに見せないし、最後の最後好きだっていう場面もめっちゃあっさりしてて、こんなんでいいんかい!!と思わず突っ込んでしまいそうだったし、一回喧嘩した時ももうエリカは佐田くんに戻らないでは…と7割くらいハラハラしながら見てしまった。ぶっちゃけエリカはなんでこんな奴を選んだんだろう…と思っていたのだが、そう思わせることこそが、エリカだけが佐田くんのことを分かってあげられるのだという前提が、この作品の魅力になっているのだとも同時に思ったりしました(?)。

 

 

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