Childhood's End

映画と本の感想など

9月始まった

 8月の舞台月間が終わり、9月になって全く現場行かず味噌臭い地方都市で鬱々とした日常を過ごしています。

 

 『君の名は。』 「僕の名前は新海誠」。そんな空耳が聴こえてくるような、新海作品群のエッセンスが詰め込まれているように見える作品に仕上がっていて、面白くみることが出来た。 

 前半戦の入れ替わりとラブコメ様式美の見事なユニゾンは素晴らしい。男の子の恋を応援している内にお互い好きになってしまうのって鉄板だし、まさか新海作品で観れるとは思ってなかった。お互いの体に文字を書いてコミュニケーションするの完全に『LOOPER』な『メメント・モリ』だったし素敵だったな(?)。 

 後半になって入れ替わってるお互いの生きている時間軸がズレているって分かってから作品がガラッと様変わりして、結構手数増やしてるというか『ほしのこえ』のセルフオマージュかよってなった(かなり雑な見立て)。ここから時間の開きをどう超克するのかについての回答が提示されるんだけど、かなり迂遠というか女子高生が噛んだコメで出来た酒を飲むのが回答として提示されててもう何をやってるんだろうと思う一方、妙な説得力があった。(口噛み酒が女子高生の半身だという説明、口噛み酒が祀られていたのは彼岸だという説明の両方があったので受け入れられた?) 

 日本神話で黄泉の世界において、イザナキが黄泉にいるイザナミから逃げる為に食べ物をばらまいて、それを食べるのはイザナミ(ヒロイン)であるのだが、この映画ではイザナミの半身(女子高生の唾液で発酵したお米の酒)を食べるのがイザナキであって、その行為こそがイザナミを黄泉から救い出すのだ。SFちっくに考えると、死んでいる三葉の半身を飲んだ状態で、現世に戻った主人公の存在が三葉を引き戻す引力になったという構図になっているのでは?黄昏時=かわたれ時、彼は誰時に2人が逢うのもなるほどうまいなと。

 

グランド・イリュージョン 見破られたトリック』ダラダラし過ぎ。敵キャラがしょぼすぎる。どんでん返し弱すぎ。最後の落ち分かった瞬間ギャグにしか見えなくなった。駄作とまではいかないが微妙。

 一番テンションがあがったのはホースメンが復活してショーをするよってところ。あそこがめっちゃカッコよくて、いい!いいよ!!イクぞ!!!!!って思ってたらダニエル・ラドクリフのクソ野郎に邪魔されてテンション上げきれず。

 

『はじまりのうた』 Netflixで観たら掘り出し物で良かった~ 

 

 

清野 静『さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド』 (角川スニーカー文庫) 『時載りリンネ!』が大好きで大好きでたまらなかったオタクだったので、本当に待ちに待った新シリーズ。設定としてはリンネには及ばないが、登場人物達の人間模様が抱える爆弾(ポテンシャル)は高そう?帯に書いているのでネタバレにはならないが、恋をする=超能力の減衰という引っ掛かりの設定が今後のストーリーにどこまで深く、複雑に絡めることが出来るのか。人間関係と能力を絡めるのであれば、友情を断ち切ると能力が上がるとか、友達が増えると能力が増えるとか、恋人とチョメチョメすると強くなるとか。そういうところまで一歩二歩三歩と踏み込むのか。今後に大いに期待。

 

現場行かず在宅してて、ハウプト改めASOFのライブを見送ってたら、こんなツイート見つけて 

 

 ってなってた。もう現場行かないでオタクのツイート見るのだめだ~って思ってたら、

ameblo.jp

 

ほぼ1ヵ月ぶりのライヴ………
 
たったの1ヶ月だけど
現場としての空白の時間が長すぎたナァ
 
 
 
現場がいちばんだし現場すべて、だとおも
 
 
 
 
みながついてきてくれてるからステージに立てるんだとおもった
 
有り難みいろいろ考えてたらラスト1曲で涙が出てきちゃった
 
こゎぃヲタクがいたからとかではなかったからねw

 って書いてあって余計に現場に行かなかったことを後悔してるし、そもそもASOFの時ちがちゃん制服だしマジで見るべきだった・・・ってこれを書いてて余計に病んできたので寝ます。