Childhood's End

映画と本の感想など

アイドル現場に一年通って

 声豚活動を縮小して地下アイドルオタクの活動を初めてほぼ一年が経っての振り返り。

 

◯飲酒量が確実に増えた

 この一年振り返ってみると毎回のライブでほぼ大きな箱ではなくてライブハウスみたいな小さな箱に通い詰めな感じだった。そこに入るために必ず払わされるドリンク代(大体500円、高くて600円)の元を取ろう取ろうと考えて水やお茶ではなくて酒を飲むようになったのが原因。昔は会社の飲み会とか声優イベントの打ち上げ以外で飲むことも無かったですし、ライブ前に飲酒とか無理、昼間から酒飲むのは人間としてどうかと思っておりましたが、どっちもやってみたら最高に気持ちが良かったりしたのは大発見だった。最近ライブ代よりもドリンク代の方が払ってる可能性あるので本当に飲酒は人をダメにすることも分かった。

 

◯キッズアイドルの楽しさが分かってきた

 4月に行ってきたキッズアイドルのTwinkleというグループに凄く癒やされました。ライブの出来とかを気にせず保護者目線でまったり観てましたし、物販でも彼女達がかなり自由にやっているのを眺めて孫を持ったお爺ちゃんの気分を味わっておりました。で、噂に聴いていたオリジナル曲の「カンバッキュトリ」がかなり攻め攻めの曲で以外にも掘り出し物だなと思って今後通って行く事にしたり。

 

 

◯推しが解雇されました

・常に卒業、解散、脱退の恐怖に晒されて胃に穴が開くオタクが多そう 地下アイドルは本当にいつ居なくなってしまうのかという恐怖に晒されていて、本当に”今”を大事にしなくちゃって思いながら通ってたりもする。本当に来年もそのグループに居るのか分からないし、アイドルを続けているのかも分からない。僕の推しは大丈夫だとは思っていてもやっぱりもしかしたら…って思うから行けるところは行くようにしてる(のでお金が掛かってしまう)。

アイドル現場に半年通って元声豚が思った事 - Childhood's End

 

 

 僕がアイドル現場に通って一年経ったということは、僕が茅ヶ崎りこちゃん(以下:ちがちゃん)と会って一年が経ったという事になる。だが、その一年が経つ前にちがちゃんは解雇されてしまいました。どうしてこうなったんだろう。彼女がどうして辞めるのか、誰を責めればいいのか、誰が悪いのか、僕が何か出来なかったのか、彼女は辞めてから生活をどうするのかと言った感情が渦巻いておりました。ちがちゃんが言ったこと、運営が言ったこと、他のメンバーの言ったこと、オタク達の言ったこと。ネットに出てることは大体フォローしましたし、噂話みたいなものも拾ったりしてましたが、結局答えは分からなかったですし、答えめいたものをそれらしく話してる人達の物語に軽々しく飛びつく気も起きず。ただただ混乱。

 

◯推してたグループが解散します

  ちがちゃんが解雇のタイミングで解散も発表。半年前に大丈夫だと思っていても、やっぱり起こってしまうんだなぁと。正直な話をすると、推しが居なくなってからは今までのペースで通うことが出来なくなってしまったけれど、ちがちゃん以外のメンバーにも交流はあったし、ちがちゃんが居たグループなので、ある種の「情」は残っている。だが、これは決して同情、情けみたいな単純に一言で区切れることではないし、するべきではないだろう、今は。ただ、その「情」を抜きにしてもステージの彼女達を見ると、曲もパフォーマンスが本当に良いなと思うし、解散は惜しいなと残念な気持ちではある。ただ、ちがちゃんの担当していた歌割り部分を他のメンバーが歌っているのを見るのは凄く不思議な気分になってしまうので、曲によっては本当に泣きそうにもなる。

 

 

◯推しがまだいる内に

 本当に今推しのアイドルが活動をしている内に、会える時に会いに行って欲しいというのは古今東西のオタクやアイドル達自身が発信している教訓なのだが、この教訓(に限らずあらゆる教訓や警告)は実際にそうならないと本当に込められた重みが分からなかったなぁと改めて。チェキ帳を見返してちがちゃんと過ごした日々を思い返しております(キモオタはアイドルと過ごしたと勘違いしがち)。

チェキの撮影の前後に交わされたやり取り(会話、握手等)もそうだし、そのライブのことや、行って帰るまでの時間全てが込められている。込められていると言うと、さもフラッシュメモリみたいにチェキにデータが入っているみたいだが、そうではなくてチェキを見ることで私がその時間を思い出すことを補助している。そして、その性質上自分だけがチェキに込められている時間を最大限に読み取ることが出来る。アイドルは私以外のファンとチェキを撮影しており、当然思い出の細部まで覚えていないだろうことは想像に難くないし、他人がチェキを見てもアイドルとオタクが写っている以外の事が分からないので、何も情報を引き出すことが出来ない。余人の介入を全く許すことがないと言うより、介入が原理上不可能である為アイドルと自分との思い出を自分だけのモノとすることが出来るのだ。

アイドル現場に半年通って元声豚が思った事 - Childhood's End

 

「いつまでも居ると思うな親と推し」ですな。