Childhood's End

映画と本の感想など

忘備録(2016/8/20、21)

◯8月20日(土)

 午前中は二日酔いで頭痛がする中イベントの参加券確保の為ゲーマーズへ。商店街は相変わらずごちゃごちゃして歩きにくかった。卵のパックを山程積んだカートを押している薬局の店員さんが居たり、メイド喫茶のビラ配りに道を尋ねるおばさんがいたりした(だから、どうした)。

 13時からPARCOのセンチュリーシネマで『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』鑑賞。冷戦下共産党員だった為脚本家として真っ当な仕事が出来なくなった主人公の闘いを描くドラマ。栄光、転落、そして復帰。途中収監されているシーンとかたるい場面の記憶は無いが、終盤に掛けてのカタルシスは大変良かった。ちと教訓臭くもあったが痛快なのは間違いなかった。ただ、最後スピーチをする前に紫煙を揺らすトランボめちゃめちゃかっこよすぎてあのシーンだけで1,500円の価値はあった。タバコの煙をくゆらせるだけでカッコイイのってずるくないっすか。

 映画の後は丸善書店。アイドルと映像批評の本とか。15,000円分買い物。

 夜はミリオンライブの4thライブ日程把握。CDをまた積まないといけないと思うと憂鬱になる。憂鬱になりながら不買を貫き通させない自分にもほとほと嫌気がさす(ささない)。佐藤優『君たちが知っておくべきこと: 未来のエリートとの対話』読了。著者と灘高校学生の対話形式の講義。学校教育法の重要性。

 

◯8月21日(日)

 朝から昨日買った本の読み進め。

 岡田康宏『アイドルのいる暮らし』は、オタク10人のインタビューをまとめた一冊。いわゆる強オタが揃っていて面白く読めた。基本的にオタクがアイドルにかこつけた自分語りするのを聴いたり、読んだりするのが好き。ちょいちょい自慢話(「神話の時代の話」)が挟み込まれてるのも面白い。選ばれているオタク達のバランスが取れていたのもよい。アイドルの楽しみ方は百人百様である。

 小島和宏『活字アイドル論』は、プロレス雑誌のライターからアイドルライターへの転身をした著者の自分語り。アイドルを語ることは自分を語ることである。アイドルにインタビューする仕事のオファーがきても、ある程度現場に通って詳しくならないとできない著者の人柄は好感が持てる。THEオタクって感じ。活字をライブ、映像作品に続く「三番手」と断する態度も潔し。そこから活字にしかできないことを模索している。

 境真良『アイドル国富論』読了。アイドル創世記から現代アイドルを概観して、今のアイドルは現代日本の中産階級を元気づけるカンフル剤であると言っていたのも面白い意見だった。やっぱり、AKBもそうだけどももクロもアイドル本では常識みたいになってる。

 草むしり。日が落ちてジョギングに行ったら、15秒でキスしてるカップルに遭遇してしまいとっても気まずい想いをしてしまった。10分だけ走る。

 『マジック・マイク』鑑賞。男性ストリッパーのあれやこれや。

 

 Hauptharmonie現場に行けない代わりにYouTube見まくってたけど、肉フェス動画がお気に入り。野外で演者もファンもとても楽しそう。


04/05/2016 ハウプトハルモニー@肉フェス