Childhood's End

映画と本の感想など

2018年10月27日(土) 東京キネマ倶楽部 フィロソフィーのダンス・SCOOBIE DO

 今年からフィロのス主催でアイドルではないグループとツーマンをする「シンギュラリティ」という企画が始まり、どんなご縁かこの企画の第二弾でSCOOBIE DOとのツーマンが組まれ実現したキネマ倶楽部での公演。グループ発足から20年以上常に走り続けてきた大大大先輩とのライブとあって、メンバーもオタクもいつも以上の熱量だったような気がする。

   

 ライブ中は終始バンドだけ、アイドルだけのツーマンでは感じられない”何か”に心を掴まれた。その”何か”とはどんなものなのか。ジャンルという壁があの時・あの場所では僕の頭から消えていて、あそこには音楽だけがあった。両グループが持っている音楽への愛が、ジャンルの壁を消し去ったのかもしれない。その先に新しいダンスが到来するのではないかと薄ぼんやりとした予感が胸中に到来した。あの日あの場所にあったのはそういった”何か”なのだ。

 

 フィロソフィーのダンスは今後ジャンルの壁なんてヒョイと飛び越えてどんどん色々な場所につながっていき、グングンと先に進んでいくに違いない。そんなフィロソフィーのダンスを応援する自分も試されているような感覚がある。お前はこれからもちゃんと踊れるのか?と突きつけられているのだ。